日本ウエイトリフティング協会副会長
全日本女子チーム監督

三宅義行(みやけ・よしゆき)

1945年、宮城県生まれ。1968年のメキシコ五輪・重量挙げフェザー級で銅メダルを獲得。兄の義信さんが同種目で金メダルを獲得し、兄弟そろっての表彰台が話題に。世界選手権では2度優勝。引退後は指導者として後進の育成に力を注ぎ、2013年に全日本女子チームの監督に就任。12年のロンドン五輪で、娘の宏実選手が48キロ級で銀メダルを獲得した。

ベストな環境で選手を試合に送り出してあげたい

 ウエイトリフティングは近代五輪が始まった1896年の第1回大会から採用されている伝統の競技で、五輪の中核競技の一つです。日本は男子が初出場した1952年のヘルシンキ五輪以来、金メダル2個を含む計12個のメダルを獲得しています。女子は正式種目となった2000年のシドニー五輪から連続出場し、銀メダル1個を獲得しています。

 この競技の大きな魅力は、その時のパフォーマンスが直接、記録に結びつくことや、どのようなトレーニングをどれだけ積み重ねてきたかが記録として、はっきりと表れるところでしょう。最後の試技で競い合っている選手を制した時や、自己記録を更新した時には何にも代えられない大きな喜びがあります。

 力があれば、より重いバーベルを持ち上げられるというものではありません。力をどれだけのスピードで発揮できるか、さらには、そのパワーをバーベルに伝える技術とジャンプ力、思う通りのフォームに持っていく調整能力、頭上でバランス良く支持する力が重要となります。

 大きな負荷がかかるという競技の特性から、身体のケアは極めて重要です。国際大会で良い成績を収めるためには、医療・トレーナーのスタッフを常に帯同する体制が求められますが、残念ながら、協会の予算には限りがあるため、海外遠征に必要な費用の一部は選手・コーチが自己負担しているのが実情です。彼らには少しでも良い環境を整え、ベストの状態で試合に送り出してやりたいと考えています。

 ご寄付をいただいた方には、協会からのギフトを用意しました。皆様のご支援をぜひともお願いいたします。