日本視覚障害者柔道連盟 理事

初瀬勇輔(はつせ・ゆうすけ)

1980年、長崎県生まれ。青雲学園中・高を経て中央大法学部法律学科に進学。弁護士を目指していた在学中、緑内障から視覚障害に。その後、高校時代に打ち込んだ柔道を再開し、2008年北京パラリンピックに出場。10年広州アジアパラ競技大会柔道90キロ級金メダル(2連覇)。11年に障害者の雇用や社会進出に貢献するため、ユニバーサルスタイルを設立。全日本テコンドー協会や日本パラリンピアンズ協会の理事も務める。

組んで始める工夫で、健常者と一緒に鍛錬できる障害者スポーツ

 視覚障害者柔道は、みなさんがご存知の柔道とほとんど変わらないルールで行われています。唯一、異なるのは「組んで始まること」です。選手は一般の道場や高校・大学の部活に混ざり、汗を流し鍛錬しています。組んで始めるという工夫をすることで、視覚障害者が健常者と一緒に鍛錬できる数少ない障害者スポーツと言えます。

 また、組手争いがないことで、1本で決まる試合が多く、残り1秒まで気の抜けないスポーツです。

 2020年の東京パラリンピックが決まったことで、障がい者スポーツへの注目度は増しています。東京パラリンピック、そしてそれ以降の日本の視覚障害者柔道を牽引していく若い世代の選手の発掘と育成が最大の課題です。まだまだ結果の出ていない選手の遠征や合宿、指導にみなさんからのご支援があれば幸いです。

 どうぞよろしくお願いいたします。