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日本ソーシャルフットボール協会

Report

ワールドカップ連覇を目指した日本代表、準々決勝でハンガリーに惜敗

 精神障がい者サッカー(フットサル)のワールドカップ、DreamWorldCup2018がイタリア・ローマで開催。2連覇を目指した日本は、1STラウンドで他国を圧倒し3連勝するも、準々決勝で敗退し大会を終えた。開催国イタリアが、前回大会の雪辱を果たして優勝を飾った。

■公式試合結果

【1STラウンド/第1戦】 日本 17 (9)-(2) 2 フランス
(スターティングメンバー)小林(12)、竹内(11)、八木(10Cap)、北澤(5)、川岸
(得点/前半)日本:八木(10)、八木(10)②、八木(10)③、黒沼(7)、松嵜(3)、中島(8)、竹田(4)、竹内(11)、竹内(11)② / フランス:(10)・(16)
(得点/後半)日本:中島(8)②、黒沼(7)②、中島(8)③、加村(9)、竹内(11)③、小林崇(12)、小林崇(12)②、小林耕(6)/フランス:なし

【1STラウンド/第2戦】 日本 8 (5) - (0) 0 アルゼンチン
(スターティングメンバー)竹内(11)、八木(10Cap)、中島(8)、北澤(5)、川岸
(得点/前半)日本:八木(10)、黒沼(7)、小林耕(6)、八木(10)②、竹内(11) /アルゼンチン:なし
(得点/後半)日本:小林崇(12)、竹内(11)、北澤(5) /アルゼンチン:なし

【1STラウンド/第3戦】 日本 8(5)-(2) 3 スペイン
(スターティングメンバー)川岸(1)・北澤(5)・中島(8)・八木(10)・竹内(11)
(得点/前半)日本:松嵜(3)、黒沼(7)、中島(8)③ /スペイン:(11)・(11)②
(得点/後半)日本:黒沼②・加村①・竹田 /スペイン:(11)③

【準々決勝】 日本 2(0)-(1)3 ハンガリー
(スターティングメンバー)川岸(1)・北澤(5)・中島(8)・八木(10)・竹内(11)
(得点/前半)日本:なし /ハンガリー:(8)
(得点/後半)日本:黒沼(7)・小林崇(12) /(10)・(23)

■大会ハイライト

【1STラウンド/第1戦】 日本 17 (9)-(2) 2 フランス
 大会初戦となったフランス戦。緊張からか序盤は動きが硬く、スムーズな動き出しが見られない。それでも個人技やシンプルなパス交換から得点を重ねる。一方で簡単なミスから失点をするシーンも。後半には徐々に日本らしいパス回しや動き出しを見せて、各選手が得点を決める展開となり、初戦を大差で勝利し次戦につなげる。

【1STラウンド/第2戦】 日本 8 (5) - (0) 0 アルゼンチン
 第2戦となったアルゼンチン戦は、序盤からボールと選手が動き、狙いのある攻撃を続け5点を先制。その戦いは、会場に来た観客や他チームを魅了し歓声が多く上がった。アルゼンチンの個人技に対しても、選手一丸となり集中した守備を見せ無失点に。3点を重ねて8対0とし2連勝を重ねた。

【1STラウンド/第3戦】 日本 8(5)-(2) 3 スペイン
 1日空けての試合となったスペイン戦。序盤は相手の勢いとフィジカルの強さに押されて、ミスも重なり痛い2失点。しかし、ピッチの選手、ベンチともに慌てず、日本らしいパス回しを取り戻す。そこから、冷静に松嵜(No.3 )が1点目、失点に絡んだ黒沼(No.7)が2点目を奪い返し、次第にチームは落ち着き逆転する。前半を4対2で折り返す。落ち着きを取り戻した日本は、後半の早い時間帯に3点を加える。中島(No.8)が圧巻のハットトリックを達成。加村(No.9 )が得意の左足でフリーキックを直接叩き込む。試合終盤、竹田(No.4)が8点目を加えた後、相手エース(No.11)に見事なターンから1点を返され、8対3で試合を終えた。

【準々決勝】 日本 2(0)-(1)3 ハンガリー
 フランス・アルゼンチン・スペインに3連勝し、グループBを首位通過した日本は、グループA4位のハンガリーと対戦。
 ハンガリーの勢いのあるプレッシングと厳しい当たりにボールが収まらない前半。丁寧につなぐもゴール前で は好機を作れず。後半2分、相手シュートをゴレイロの川岸(No.1)がブロックするも、こぼれ球を角度のないところから決められ先制される。徐々にペースを取り戻し、中島(No.8)らが好機をつくるもシュートは枠を捉えられず。ハンガリーの立て続けの速い攻撃を川岸(No.1)が好セーブでしのぎ切り、前半は0対1で終える。
 後半、日本は慌てずに相手のマークを剥がしながらボールを動かす。展開の早い一進一退の攻防の中、松嵜の コーナーキックから黒沼(No.7)が合わせて同点ゴール。勢いづく日本は、ボールと人が動き、いくつものシュートチャンスをつくる。そうした中、小林崇(No.12)が逆転ゴールを奪う。なおも押し込むが、徐々に球際で競り負けるシーンが多くなり、迎えた中盤、ゴール前でファウルを与え、直接フリーキックを与え同点とされる。お互いに 1 点を狙う終盤、ハンガリーの際どいトラップから前を向かれ逆転ゴールを奪われる。 日本は、北澤(No.5)を投入しパワープレイで同点を狙う。試合終了のホイッスル直前に小林耕(No.6)が放ったシュートはゴールに吸い込まれる。同点に喜ぶもこのゴールは認められず。 日本は激しく抗議するも判定は覆らず試合終了。連覇を狙った日本代表、準々決勝で敗退となった。

■奥田亘監督

(ハンガリー戦を終えて)勝てるチャンスのあった試合。ゴール前の迫力やタイミングが足りず、ゴールにつながる形が多くはつくれなかった。それが負けた理由。相手のキープレイヤーとの駆け引きでうまくいかず残念な結果になったと思う。(判定には納得できない部分があったが)しっかりと言葉にしたが判定は覆らなかった。それは大会側の判断としてしようがない。そうした判定だけで試合結果が左右されてしまう状況になったことが、チームの課題であったし、監督の自分に責任がある。

(大会全体を通じて)チームの状態は良かったし、あと数試合でさらに良くなったと思う。完全アウェイとなる決勝での経験もさせたかった。選手全員が努力した結果だと思うし、チームの雰囲気も良かったと思う。
大会を通じて楽しめていたし、もっと真剣にやりたいと思う選手がたくさんいると思う。そうした思いを受け止めてチャレンジできる環境がこれからも必要。彼らに続く選手が出てくるように継続的な活動を通じて、今回代表に選ばれた選手とともに競技の発展に協力したい。

■八木英充キャプテン

(ハンガリー戦・大会を通じて)ハンガリー戦は勝てた試合だった。フィジカルの部分で負けていたが、チャンスもあったが決め切れなった。判定については仕方がない。決めていけるところを決めていれば良かったし、そうすれば結果は変わった。選手は今やれることは全力でできた。結果は運や決定不足。決められるように練習を積みたい。ソーシャルフットボールで自分は成長できたし、仲間に出会えた。自分たちの体験を、同じ境遇の日本の仲間達にも伝えて還元していきたい。

■大会結果

優勝:イタリア
準優勝:チリ
第3位:ペルー
[参加国] イタリア・日本・アルゼンチン・チリ・ペルー・フランス・ウクライナ・スペイン・ハンガリー

■DreamWorldCup2018

2018年5月にイタリア/ローマで開催される第2回ソーシャルフットボール国際大会へ日本選手団を派遣します。なお、第2回大会は精神保健の先進国であるイタリアで開催されます。第2回大会より、多くの人に夢を与えられる大会を目指し、関係各国議論の末、世界大会の呼称を「Dream World Cup2018」に変更しました。
参加国は直前にセネガルが不参加となり。9ヶ国となりました。
イタリア・日本・アルゼンチン・チリ・ペルー・フランス・ウクライナ・スペイン・ハンガリー

【大会日程】
 5月13日(日) 第1ラウンド
 5月14日(月) 第1ラウンド
 5月15日(火) 第1ラウンド/準々決勝
 5月16日(水) 準決勝/決勝戦
【会場】Palazzetto dello Sport
【大会公式WEB】https://www.dreamworldcup.net/

日本代表選手

No 選手名 ボジション 所属
川岸 浩二 Kouji Kawagishi GOLEIRO リベルタージ北海道(北海道)
原田 洋行 Hiroyuki Hrada GOLEIRO Espacio(千葉県)
松嵜 俊太郎 Syuntaro Matsuzaki FIXO Espacio(千葉県)
竹田 智哉Tomoya Takeda PIVO Espacio(千葉県)
北澤 誠司Seiji Kitazawa FIXO おこしやす京都(京都府)
小林 耕平 Kouhei Kobayashi PIVO YARIMASSE大阪(大阪府)
黒沼 直樹 Naoki Kuronuma ALA Espacio(千葉県)
中島 大輔 Daisuke Nakajima ALA エスプランドみやぎ(宮城県)
加村 有弘 Arihiro Kamura ALA YARIMASSE大阪(大阪府)
10
Cap
八木 英充 Hidemitsu Yagi PIVO 長崎ワイルドアミーゴズ(長崎県)
11 竹内 晋平 Shinpei Takeuchi ALA リベルタージ北海道(北海道)
12 小林 崇太郎 Sotarou Kobayashi ALA エストレージャあいち(愛知県)

日本代表スタッフ

役職 氏名 所属
統括マネージャー 真庭 大典 JSFA競技委員長
監督 奥田 亘 シュライカー大阪
コーチ 鈴木 和師 桐蔭横浜大学
コーチ 辻 紫苑 桐蔭横浜大学
コーチ 宮竹 晴紀 ジャグランカ ※国内合宿のみ
トレーナー 岩根 達郎 おこしやす京都
トレーナー 大角 浩平 Espacio
マネージャー 大島 誠 大阪ソーシャルフットボール協会

(情報と写真は日本ソーシャルフットボール協会提供。2018年6月11日更新)

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