NPO法人日本ソーシャルフットボール協会理事長

岡村武彦(おかむら・たけひこ)

大阪医科大学1983年卒。特定医療法人大阪精神医学研究所 新阿武山病院院長。医学博士。精神保健指定医。日本精神神経学会 精神科専門医・指導医。日本臨床精神神経薬理学会 専門医・指導医。日本老年精神医学会 専門医・指導医。臨床研修指導医。日本スポーツ精神医学会 メンタルヘルス運動指導士。日本スポーツ精神医学会 理事。大阪サッカー協会スポーツ医学委員。大阪医科大学臨床教育教授

フットボールを通じ、精神障がい者への理解広げたい

 近年、統合失調症やうつ病などの心の病に対して運動やスポーツの効用が唱えられるようになっています。 また、精神障がい者スポーツの活動も徐々に広がりをみせています。

 2001年より精神障がい者のバレーボール大会が開催されるようになり、現在は全国障がい者スポーツ大会の正式種目となっています。2006年には大阪で全国初のフットサル(5人制サッカー)チームが誕生し、2008年にJリーグチームの協力を得て本格的な大会が開催され、2011年にはイタリア遠征を果たしました。現在は全国で130以上のフットサルチームが活動し広がりをみせています。2013年には東京で全国障がい者スポーツ大会のオープン競技としてフットサルが採用され熱戦が繰り広げられました。また、世界で初めて精神障がい者スポーツ国際シンポジウムも併せて行われ、日本で第1回国際大会を開催することが合意されました。その実現に向けて、私たちはNPO法人日本ソーシャルフットボール協会(JSFA)を設立し、2015年10月に名古屋で第1回ソーシャルフットボール全国大会を主催し、日本代表チームの選考もあわせて行いました。そして、2016年2月に大阪府堺市にあるJグリーン堺で、日本代表、イタリア代表、ペルー代表に大阪選抜を加えて世界初の国際大会を開催することができました。結果は日本代表の優勝で幕を閉じましたが、フェアプレーに則った素晴らしい熱戦の連続でした。この活動が世界各地に広がっていくことが期待されています。

 私たちは、この様な国内・国際大会を含めた様々な取り組みを通して精神障がい者フットボールの活動を推進・振興させ、当事者が満足のいく生活をし、希望を持って、何かに貢献できる人生を歩めるよう支援したいと考えています。 さらに、これらの活動が心の病への理解を促進させることを願っています。

私たちのめざすもの

 フットボールの推進・振興を通して、精神疾患・精神障がいのある人が元気になること。 人とつながり、社会とつながり、世界とつながること。

私たちのミッション

1.ソーシャルインクルージョンとアンチスティグマの実現

 精神疾患・精神障がいのあるなしに関わらず、フットボールを通して交流することにより、精神疾患や障がいへの理解を広げる

2.スポーツ環境の整備と障がい当事者のリカバリー

 フットボールを通じて仲間を作り、生きる力を高め、挑戦する意欲を持ち続けられるような環境を整える

3.スポーツの一分野としての確立

 精神障がい者フットボールをスポーツの一分野として確立する。

 ※フットボール=サッカー・フットサルなど