ホッケー女子日本代表「さくらJAPAN」
主将

中川未由希(なかがわ・みゆき)

1986年、岐阜県各務原市生まれ。蘇原中1年でホッケーを始め、県立岐阜女子商高(現・県立岐阜各務野高)時代の2003年、全国選抜大会、全国高校総体、国体と高校3冠を達成した。高校生唯一の日本代表入りを果たし、04年のアテネ五輪に出場。東海学院大を経てソニーHCに所属し、北京、ロンドンと3大会連続で五輪出場。ポジションはMF。現在はパスを自在に繰り出す司令塔としてチームを引っ張り、16年のリオ五輪出場を目指している。

国際大会の経験を積み重ねて「さくらJAPAN」を世界に!

 ホッケーの発祥地は英国で、欧州ではサッカー、自転車競技などとともに盛んなスポーツです。英国王室のキャサリン妃が学生時代にチームのキャプテンを務めていたことはよく知られています。競技の魅力の一つは試合展開の速さです。スピーディーなゲームは攻守が目まぐるしく変わり、観客の眼を釘づけにします。もう一つはゴール前の駆け引き。ホッケーはシューティングサークルと呼ばれるほぼ半円の中からのシュートのみ得点となり、攻撃側はドリブル、パスを使って、いかに相手守備陣を崩して得点するか、逆に守備側はどうやって攻撃を防ぐかが大きな見所です。豪快なヒッティングシュートの速さは時速200キロ前後です。選手交代も自由で、そのタイミングも試合を大きく左右します。「さくらJAPAN」のボールに対する優れた機動力、走力をぜひご覧いただきたいです。

 今、代表チームの強化予算が不足しています。日本代表に必要なのは欧州、豪州などの強豪国との対戦でしか得られない経験と知識、あらゆる情報です。また、そこから生まれる自信が何よりも重要です。「さくらJAPAN」が常に目標に掲げているのは五輪でのメダル獲得です。五輪に出場するのは世界ランキング上位国に限定されます。日本女子は過去3大会連続で五輪出場を果たしていますが、世界各国も日々精進している中、「さくらJAPAN」が生き残り、メダルを獲得するには、国際大会で上位成績を残すことが不可欠です。世界ランキング10位以内は団子状態で、ここから一歩、二歩、数歩抜け出すためには、国際大会での豊富な経験がものを言います。

 代表チームの海外遠征費用は選手が一部負担しています。年間何回もの海外遠征はかなりの負担となり、過去には代表を辞退する選手もいました。現在は、緊縮予算のため、限られた海外遠征しかできません。皆さまの応援で「さくらJAPAN」を大きく世界に羽ばたかせてください。末永いサポーターになっていただけるよう、私どもも精いっぱい頑張ります!

 最大の目標である五輪でのメダル獲得のためには、主将としてチームを牽引し、最大限のパフォーマンスを発揮することだと思います。一戦一戦にその想いを込め、チームの勝利に貢献できるよう全力で戦います。どうか皆さまの熱い応援をよろしくお願いいたします。