2015年カーリング女子日本代表チーム

北海道銀行
フォルティウス

小笠原歩(スキップ)、吉村紗也香(サード)、小野寺佳歩(セカンド)、近江谷杏菜(リード)、船山弓枝(フィフス)=以上、選手。ミキ・フジ=コーチ

2013年、日本代表国内選考会優勝、ソチ五輪世界最終予選準優勝。14年のソチ五輪で5位に入賞。15年の日本選手権で優勝を果たし、世界選手権6位。スキップの小笠原選手は02年ソルトレイク、06年トリノ、14年ソチの各五輪に出場し、ソチ五輪では日本選手団の旗手を務めた。

カーリング仲間の夢の実現のために

 カーリングはストーン(石)をハウスの中心に、より近づけたチームの総得点で勝敗が決まります。ストーンは40メートルもの先をめがけ、しかも正確に投じなければなりません。また、ブルーム(ブラシ)で氷面を掃くことで、ストーンのスピードを保ち、時にコースを変えます。ミリ単位で勝負を争う競技がカーリングなのです。一投のストーンによって試合の流れが大きく変わりますから、最後まで目は離せません。作戦は将棋に似ています。緊迫した雰囲気の中で、絶妙な技術とチームワークが一つになってショットが決まった瞬間は、感動さえ覚えます。

 私たち2015年女子日本代表チームの北海道銀行フォルティウスは2011年に結成し、14年のソチ五輪で5位入賞を果たしました。日本代表チームであり続け、世界の大舞台で毎年プレーすることが私たちの目標です。それが18年の平昌五輪へつながる道だと信じ、チーム一丸となって「一投入魂」の精神で戦います!

 カーリングという競技が日本にようやく浸透し、世界と対等に戦える時代がやってきました。観るカーリングも楽しいのですが、実際に体験し、新たな面白さや奥深さと難しさ……。何よりも、「カーリングって見た目よりかなりハードなスポーツなんだ」と体感していただけるとうれしいですね。全国に競技施設が徐々に増え、身近なスポーツになるよう、私たちは選手として結果で貢献していきたいと考えています。

 ジュニア選手の育成が急務の課題です。若いうちから海外勢と対戦する機会を持ち、成長させていくことが、カーリング界全体のすそ野を広げることにつながります。さらに私たちが声を大にして伝えたいのは、カーリングにはパラリンピック競技でもある車いすカーリングや、デフリンピックを目指す聾啞(ろうあ)の選手もたくさんいるということです。私たちよりも、少しだけ周りのサポートを必要とするカーリング仲間です。遠征費の大部分は選手の自己負担というのが現状です。練習環境の向上と遠征費用に充てる予算は潤沢ではありません。同じカーラーとして、環境の違いに心を痛めています。

 カーリングにかかわるすべての選手の夢は、みんな同じです。夢とは、誰もが挑戦できる権利です。カーリングの仲間の夢の実現に、皆さまからのサポートを、どうぞよろしくお願いいたします。